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全国大会出場校が決定!(女子)

第1シードの豊川閣妙厳寺豊川学園豊川高等学校(以下「豊川」)と第2シードの愛知江南学園誠信高等学校(以下「誠信」)による決勝戦は、2020年以来の顔合わせとなった。互いにここまで失セット0という、雌雄を決するにふさわしい対戦である。スタメンを見ると平均身長ではおよそ10cmの差があり、豊川は数日前の練習でミドルブロッカー石橋をケガで欠くという、苦しい台所事情での決勝戦となった。

第1セット、中盤まで互角の競り合いになったが、誠信・小関のプッシュと杉山のサービスエースで連続ブレイクを奪うと一歩抜け出した。その後も小関の強打と相手ミスの連続ブレイクで4点リードとした誠信は、得点を20点台に乗せてから齋藤が強打で4点を奪うキャプテンらしい活躍を見せてセットを先取した。

豊川の3連続ブレイクで始まった第2セット。中盤以後、豊川はフロアディフェンスで粘りを見せ、相手の強打やブロックフォローなど難しい球にもくらいついてしのぎ、相手の追従を許さなかった。終盤、豊川・藤井と井上の攻撃などでこのセット三度目の3連続ブレイクを奪うと、最後は井上がレフトからの強打を含む連続ブレイクで押し切り、セットを取り返した。

第3セット、豊川・井上がバックアタックを決めるなど躍動し、このセットだけで計8得点の活躍を見せた。一方、セッター甲斐の3連続サービスエースで一時逆転した誠信だったが、続くラリーで優位に立ちながらもアタックを決めきれずに流れをつかむことができなかった。豊川・水田のサービスエースを含む3連続得点で再逆転し、井上のブロックポイントを含む3連続得点と突き放したシーンがこのセットのハイライトとなった。

第4セット、序盤にアタックミスが続き攻撃のリズムが取り戻せない誠信は、唯一この試合に出ていなかった3年生の水野を投入。水野がサーブに回るといきなりサービスエースを奪ってチームに勇気をもたらした。小関のブロック、水野のサービスエースと誠信が4連続ブレイクで息を吹き返した。誠信・齋藤のアタックで第1セット同様勝負所での強さを見せつけた。豊川は強打を決めた直後に井上が足をつってしまい、水田が奮起したものの後半は苦しい展開を強いられた。

第5セット、スタメンに水野を残した誠信は、最初のラリーで水野がいきなり速攻を決め1点目からお祭りムード全開のスタートを切った。しかし万全でないはずの豊川・井上がレフトからの攻撃で気を吐き、さらに水田もレフトからの連続得点などでチームに流れを引き寄せた。すると今度は、レフトからの強打を決めた誠信・齋藤が足を痛めてコートから退くという、互いに死闘の様相の決勝戦になった。1点差でコートを入れ替えた後、豊川・井上が攻撃でチームを牽引し、対する誠信は終盤に1年生セッター片桐をコートに入れてそれまでのセッター甲斐にアタックを打たせるという背水の陣を敷いた。しかし最後はレフトから水田が強打を決め切り、豊川が15点目を奪った。

豊川は3年ぶり2回目となる全国大会への切符を手中にした。

試合結果は下記の通り。

▪️ 女子決勝
豊川高校 3-2 誠信高校
(21−25,25-18,25-19,23−25,15-13)

豊川高等学校出場メンバー
1 井上 愛梨 3年
2 吉永 佳穂 3年
3 石橋 優 3年
4 藤井 優梨愛 3年
5 森 緋由 2年
6 水田 愛弓 3年
7 小久保 妃来 3年
8 磯谷 香杏奈 3年
9 太田 瀬七 2年
10 牧野 杏風 3年
11 内藤 由奈 3年
12 山田 愛華 3年
13 田中 李実 3年
14 松野 友香 2年
監督 永松 里加子

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